9月10日の日記

2008年9月10日
「私が語りはじめた彼は」三浦しをん

これはすごい面白かった。
とにかく「上手い!」って感じ。

無邪気で永遠を信じてる、最悪な、ある意味魔性の男に翻弄された人々を巡る話。
最初は、うまいんだけど、レトリックが浮いてる感じがしてどうも納まりが悪かったのですが、
だんだん気にならなくなってきた。
水葬あたりからどんどん引き込まれていった。

う〜ん、本当に巧い。
文章の書き方も勿論巧いんだけど、
今回は本当に構成が抜群に決まっている。
村上融をほとんど描写しない、あくまで何を考えてるのかわからない男にしてるあたりも巧い。

巧い巧いと偉そうに書いてすいません。

でも、村上融の職業とかいろいろ、つい著者のお父上のことを考えてしまった…。

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